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「現状支持の選択。ああ、そうですか」 自公大勝に内田樹氏 - 毎日新聞

神戸女学院大名誉教授で思想家の内田樹さん=松田嘉徳撮影 拡大
神戸女学院大名誉教授で思想家の内田樹さん=松田嘉徳撮影

 第26回参院選(10日投開票)の結果を識者はどう見たのか。

神戸女学院大名誉教授で思想家の内田樹さん

 今回の選挙では、改憲や経済問題ばかりではなく、日本が直面する大きな問題である新型コロナウイルスのパンデミック、気象変動、戦争、人口減少も論点であったはずだ。今の政治はこうしたシリアスな問題に対応できず、日本の国力は落ち、国際社会での地位も低下しているが、有権者は現状を支持した。僕としては「ああ、そうですか」としか言いようがない。

 野党に政権担当能力があるとか、自公連立政権の代わりに政権を取ればすべて解決するとはまったく考えていないが、野党は今が危機的な状況であるとは訴えていた。だが、国民にとっては、自公がやってきた政策が正しかったし、日本が衰微していくシナリオを選んだことになる。国民が一番割を食うことになるが、責任は国民が引き受けるしかない。それが民主主義だ。

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