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埼玉で記録的大雨、九十九川氾濫で警戒レベル5の「緊急安全確保」…2・5万人に避難指示 - 読売新聞オンライン

 埼玉県西部で12日夜、記録的な大雨が観測された。

 東松山市では九十九川が氾濫。市は午後10時25分、毛塚、田木地区の814世帯2091人に対し、避難情報のうち危険度が最も高い警戒レベル5の「緊急安全確保」を発令した。午後11時半現在、同市の5717世帯1万3927人、坂戸市の300世帯600人、ときがわ町全域の4761世帯1万713人に避難指示が出ている。

 気象庁によると、鳩山町で午後10時までの6時間に観測史上最大となる352・5ミリの降水量を観測した。平年の7月1か月間の降水量(179・3ミリ)の2倍近くになる。

 消防によると、鳩山町で午後7時半頃、妊娠中の30歳代女性の車が冠水した道路で動けなくなり、約3時間後にボートで救助された。念のため入院するという。ときがわ町の民家近くでは土砂崩れが起き、3人が救助された。

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