沖縄県は２５日、新型コロナウイルスのデルタ株（インドで初めて確認された変異株）の疑いのある患者を新たに２人確認したと発表した。デルタ株の兆候を調べるスクリーニング検査で判明した。デルタ株か確定するためゲノム解析をこれから実施するが、県の糸数公医療技監は「恐らくデルタ株だろう」と述べた。
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真（米国立アレルギー感染症研究所提供)
２４日にデルタ株と確定した患者２人を含めて県内の確認は計４人となった。
新たに確認の２人は、那覇市の４０代男性と県外在住の４０代女性で、ともに県外との往来歴があった。
４０代男性は６月１９日に陽性が判明。１２日に県外から沖縄に戻ったという。
４０代女性は旅行で来沖。県外でＰＣＲ検査を受け、結果が出る前に来県した。八重山保健所管内に滞在中の２２日に陽性結果が判明したという。
２人とも現在は入院中で、重症ではない。糸数公技監は「２人とも県外で感染したとみられる」との認識を示した。
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