福島・いわき市の中学体育館が床上浸水、避難者の受け入れ停止…６人はステージの上に逃れる - 読売新聞オンライン

　福島県では、短期間に大雨をもたらす線状降水帯が発生し、いわき市内を流れる９河川が越水するなどした。気象庁は８日午後７時半過ぎと午後１１時前、同市など沿岸部に「顕著な大雨に関する気象情報」を発表した。南相馬市も、市内の河川で氾濫が発生している可能性があると発表した。

　いわき市は市内全域（１４万１５３２世帯、３２万１７６４人）に避難情報で最も危険度の高い緊急安全確保（警戒レベル５）を発令。２３か所の避難所が開設され、午後１０時時点で１００世帯１８６人が避難している。

　このうち、内郷第二中学校では午後１１時頃に体育館の床上が浸水したため、避難者の受け入れを停止した。４世帯６人がステージ上に移ったという。

　福島地方気象台は９日明け方まで激しい雨が降るとしている。福島県の内堀雅雄知事は８日夜の県災害対策本部員会議で、いわき市から自衛隊の派遣要請を受けて調整しているとした上で、県民に対して避難情報の確認と命を守るための行動を呼びかけた。

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