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武蔵野市長選 松下市長の後継、自公系候補に敗れる「18年間の歩み止めてしまった」:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

松下玲子市長の辞職に伴う東京都武蔵野市長選は24日投開票され、無所属新人で立憲民主、共産、れいわ新選組、社民、武蔵野・生活者ネットワークが支持する元市議の笹岡裕子さん(37)は、無所属新人で自民、公明が推薦する元市議の小美濃安弘さん(61)に339票差で敗れた。

2005年の市長選以来、邑上守正元市長、松下玲子前市長の下で、通算22年にわたってリベラル系の市政が続いてきた武蔵野市。開票速報の数字が書き込まれ、敗北が確定すると事務所では「え、なんで」とため息が漏れた。

敗戦の弁を語る笹岡裕子さん

敗戦の弁を語る笹岡裕子さん

◆「大変責任感じる」

敗戦が決まると、笹岡さんは呆然とした表情を浮かべ、「これはひとえに私の力不足。申し訳ありません。この18年間の歩みを止めてしまったことに大変責任を感じております」と謝罪した。

今回の市長選は11月、菅直人さんが次期衆院選への不出馬を表明し、松下市長(当時)が菅さんの後継者に名乗りを上げて市長を辞職したことに伴い行われた。笹岡さんは、松下さんの後継候補との位置づけで「市政を受け継ぎ発展させたい」とアピール。旧民主党都議などを経て市長を務めた松下さんと、その市政と協力関係にあった菅さんの流れを受けて、リベラル色を打ち出した。

◆市長の「投げ出しに批判」

自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件の渦中の選挙戦。立民国会議員などのほか世田谷、杉並区長や小金井、小平市長ら近隣の非自民系首長らが応援に入り、自民の裏金問題への批判も展開した。だが、こうした中での敗戦に、笹岡さんは「確かに国政では自民系に逆風だが、この選挙はかなり突然で準備ができなかったことが敗因だが、一番は私の力不足」と力なく語った。

これに対し、当選した小美濃さんの陣営関係者は勝因の1つについて「松下市長の無責任な投げ出しへの批判も、市民に届いたと感じている」と語った。

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