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送迎バス5歳児死亡 事故後初めての保護者会 園長が謝罪 - 毎日新聞 - 毎日新聞

事件後初めて開かれた双葉保育園の保護者会で涙をぬぐう参加者=福岡県中間市で2021年7月31日午後6時20分、浅野翔太郎撮影 拡大
事件後初めて開かれた双葉保育園の保護者会で涙をぬぐう参加者=福岡県中間市で2021年7月31日午後6時20分、浅野翔太郎撮影

 福岡県中間市にある認可保育園の私立双葉保育園で送迎バス内にいた園児の倉掛冬生(とうま)ちゃん(5)=同市=が熱中症で死亡した事件で、園は31日午後6時から事件後初の保護者会を開いた。予定の1時間を大幅に超える2時間後の午後8時過ぎに終了。園長は「いつもできていたことができなかった」などと謝罪する一方で園長職にとどまると説明。保護者からは「納得できない」との声が相次いだ。

 県警によると、冬生ちゃんは29日午前8時過ぎに園の迎えのバスに乗り、午後5時10分ごろに母親(37)が帰りのバスを迎えに行くと乗っていなかった。午後5時15分ごろ、園の駐車場に止めてあった迎えのバス車内で倒れている冬生ちゃんが見つかり、その後、死亡が確認された。司法解剖の結果、死亡推定時刻は午後1時ごろとみられる。

 迎えのバスに乗っていた園関係者は運転していた40代の女性園長だけで、保護者会では園長が事件後初めて何を語るのかが注目された。約2時間の会合では涙を拭う保護者が続出した。【中里顕】

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