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大量の軽石が漂着 衛星画像や海流の情報をHPで公開 気象庁 - NHK NEWS WEB

ことし8月に小笠原諸島にある海底火山の噴火で出た大量の軽石が、今月に入って沖縄・奄美に相次いで漂着したことを受けて、気象庁は人工衛星の画像や周辺の海流の予想などの情報をホームページ上にまとめ、公開を始めました。

沖縄県や鹿児島県の奄美地方では今月に入って、小笠原諸島の海底火山、福徳岡ノ場の噴火で出た大量の軽石が相次いで漂着し、魚が誤飲したり船の航行ができなくなったりするなど、漁業や住民の生活に影響が出ています。

気象庁は対策の参考にしてもらおうと、火山の活動や軽石に関する情報をホームページ上の特設のサイトにまとめ、29日から公開を始めました。

この中では、人工衛星ひまわりで撮影した画像や動画のほか、30日先までの日本近海の海流の予想図、それに火山の最新の活動状況などが紹介されています。

このうち、衛星の画像は、よく見ると海上に雲とは異なる白っぽい筋がうっすらと確認でき、これが軽石とみられるということです。

ただ、夜間や雲がかかっている海域の様子は確認できないほか、白い筋は軽石以外のものの可能性があること、衛星の画像では捉えられない軽石もあるということです。

気象庁は「軽石の予測は非常に難しく、これまで対応したことがなかったが、各地で大きな影響が相次ぎ、観測データなどをまとめた。今後の対応や被害の予防に役立ててほしい」としています。

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海底火山 再び噴火の可能性 警戒呼びかけ

大量に漂着している軽石の発生源となったのが小笠原諸島の海底火山、福徳岡ノ場です。

気象庁によりますと、ことし8月13日から8月15日にかけて11年ぶりに噴火が発生し、海底火山の真上の海域には新たな島も確認されました。

産業技術総合研究所などの研究グループの分析では、噴煙の高さは1万6000メートルから1万9000メートルに達し、マグマの噴出量はおよそ3億トンから10億トンに達したと推計されています。

今回の噴火の規模は明治以降、国内では桜島で1914年(大正3年)に発生した「大正の大噴火」に次ぐ、最大クラスだったとしています。

福徳岡ノ場では8月15日を最後に噴火は確認されていませんが、今月12日に海上保安庁が行った上空からの観測では、周辺の海域で黄色や緑っぽく変色した領域が確認されています。

気象庁は海底から火山ガスなどが噴出する活発な火山活動が続いているとみていて、今後、再び噴火が発生する可能性があるとして、周辺の海域では大きな噴石や「ベースサージ」と呼ばれる高速の噴煙に警戒するよう呼びかけています。

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