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日米豪印、半導体確保など経済安保で連携 首脳会合開催 - 産経ニュース

【クアッド日米豪印首脳会合】日米豪印首脳会合に臨む(左から)オーストラリアのアルバニージー首相、バイデン米大統領、岸田文雄首相、インドのモディ首相=24日午前10時32分、首相官邸(矢島康弘撮影)

日本、米国、オーストラリア、インドは24日午前、4カ国の枠組み「クアッド」の首脳会合を首相官邸で開催した。経済と軍事の両面で台頭する中国を念頭に、最先端半導体の研究開発やサプライチェーン(供給網)強化など経済安全保障分野をはじめ、幅広い協力の在り方を協議。法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、4カ国の連携を強化したい考えだ。

対面での首脳会合は昨年9月の米ワシントン以来2回目で、日本では初開催。会談の冒頭、議長を務める岸田文雄首相はロシアによるウクライナ侵攻に言及し「われわれはインド太平洋地域で同じことを起こしてはならない。厳しい情勢だからこそ、4カ国の連帯と共通のビジョンへの強固なコミットメントを国際社会に示す意義は極めて大きい」と述べた。

23日に就任したばかりのアルバニージー豪首相も参加し「新政権の優先課題はクアッドのアジェンダ(計画)と一致している」と強調した。バイデン米大統領は国際法や人権を順守する4カ国が結束し、ロシアに対(たい)峙(じ)する必要性を強調した。

首脳会合では、国際社会に対するワクチン供給を含む新型コロナウイルス対策、インフラ整備、気候変動などの分野での協力の取り組み状況を確認し、さらに推進する方針で一致を目指す。ウクライナ侵攻について懸念を共有する。

共同声明を取りまとめる方向で調整しているが、クアッドの軍事同盟色を強めたくないインドに配慮し、ロシアを名指しした厳しい非難は行わないとみられる。インドは伝統的にロシアと関係が深く、武器調達などで依存度が高い。

首脳会合後に昼食会を開き、その後、岸田首相が記者会見する。首相はアルバニージー氏、インドのモディ首相と個別に会談する。バイデン氏とは23日に会談した。

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