【ジャカルタ=谷川広二郎、吉永亜希子】東京電力福島第一原子力発電所の「処理水」の海洋放出計画を巡り、林外相は中国外交トップの
14日に行われた林氏と王氏の会談では、冒頭の握手と写真撮影の後、王氏はすぐに左手をカメラに向けて振り、3秒ほどで撮影を打ち切った。
林氏は会談で、「日中関係は、数多くの課題や深刻な懸念に直面しており、非常に重要な局面にある」と述べ、厳しい表情を見せた。
しかし、中国外務省によると、王氏は処理水を巡り、「核事故の汚染水を海洋に放出するという前例はなく、承認された基準もない」と述べ、科学的根拠の乏しい主張を展開。「これは科学的問題であり、態度の問題でもある。慎重に対処し、自分の意見を通すだけではいけない」と語った。林氏は「中国が(この問題を)政治化していることに反対する」と応じた。
王氏は、最近の日中関係についても「中国を『脅威』と誇張し、実際の中日関係に合致しない」と苦言を呈した。
王氏の「汚染水」発言は、13日の東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓3か国の外相会議でも飛び出した。林氏は閉会のあいさつを活用し、海洋放出について、「国際基準と国際慣行にのっとり実施する」と反論した。
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