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硫黄臭頭痛と吐き気 蘭越水蒸気で一時入院の女性 医師一歩遅ければアウト北海道新聞デジタル - 北海道新聞

 【蘭越】後志管内蘭越町の地熱資源調査エリアの水蒸気噴出問題で、現場にいて硫化水素中毒で一時入院した女性が4日、北海道新聞の取材に応じた。女性は噴出直後に強い硫黄臭がし、頭痛と吐き気に襲われたと証言。調査主体の三井石油開発などが1日に見舞金を持って謝罪に来た際に「大ごとにしたくない」と言われたとし「隠蔽(いんぺい)と感じた」と憤りをあらわにした。

 女性によると、6月29日に弁当の配達で訪れていた現場で水蒸気が噴出。距離は約10メートル先で、「バリバリという音がして煙が立ち上っていた。こんなに硫黄のにおいがしたことはなかった」。その時点で頭痛と吐き気がしたという。

 すぐに車に乗り、ヘルメットと防護マスクの作業員が「すごい勢いで走ってきた」のを目にし、自身も夢中で逃げた。自宅で頭痛薬を飲んだが収まらず、病院を受診。治療を受け、翌日退院したが「一歩遅ければアウトだった」と医師に言われ、恐怖を覚えた。

 7月1日、同社と協力会社の担当者が自宅を訪れ、3万円を見舞金として渡され、担当者に「納めてください。大ごとにはしたくないので」と言われたと証言。だが一連の経緯が3日、一部報道で出ると、同社から「公表したい」と連絡が来たといい、女性は「なめられている、という思いはある」と声を落とした。

 三井石油開発は取材に、見舞金を出したことを認めたが、隠蔽の意図は否定している。(長谷川さち)

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