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土石流起点に届け出量の1・5倍の盛り土、産廃も混入…県や市が指導繰り返す - 読売新聞

 静岡県は7日、同県熱海市で起きた大規模な土石流の起点付近で崩落した盛り土について、高さが法令基準(15メートル)の3倍以上の約50メートルに達するなど不適切な造成だったと発表した。分量は同市へ届けた計画(約3万6000立方メートル)の1・5倍以上あったとみられる。県は、盛り土が被害を拡大させた疑いがあるとみて、土石流発生との因果関係を調べる。

 盛り土を造成したのは、2006年に一帯の山林を取得した神奈川県内の不動産会社。建設現場で出た残土処分が目的で、静岡県によると、同社は07年、県条例に基づき、市に施工計画を届け出た。しかし、対象面積が計画より拡大し、産業廃棄物も混入していた。

 そのため、県や市が、是正や廃棄物撤去の指導を繰り返し、10年には土砂搬入中止を要請したが、会社側は従わなかったとみられ、11年には土地の所有者が別の個人になっていた。

 国土地理院の測量によると、09年6月~19年12月に行われた盛り土は、推計約5万6000立方メートル。

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