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女性市議に「ふざけんなや」、辞任の大阪維新の府議団代表にセクハラ疑惑も…党は調査継続 - 読売新聞オンライン

 地域政党・大阪維新の会大阪府議団の笹川 おさむ ・大阪府議(41)は23日、後輩の大阪市議の女性にハラスメント行為をしていた責任を取り、22日付で府議団代表を辞任したと明らかにした。笹川氏を巡っては、威圧的な言動に加えて、新たにこの女性にセクハラをしていた疑惑が浮上。党は調査を続けるとしている。

 被害を受けたのは、維新の大阪市議の女性(36)で、2015年4月の市議選東淀川区選挙区で初当選した際、同じ東淀川区を地盤とする笹川氏が先輩府議として支援していた。

 笹川氏によると、15年9月、選挙応援後、自分とは別の関係者の車に乗った女性に対し、LINE(ライン)で「ふざけんなや」「こっちこいや」といった威圧的なメッセージを続けて送るハラスメント行為があった。

 週刊文春の報道を機に、党は笹川氏を17日付で厳重注意処分にしたと発表。笹川氏も不適切な言動を謝罪したが、代表は続ける意向を示していた。

 一方、週刊文春(電子版)は23日までに、新たに既婚の笹川氏が同年、「愛してる」などのメッセージをこの女性に送っていたと報道。肉体関係を求める内容もあったとした。

 笹川氏は23日、記者団に府議団代表を辞任したと報告した。一転して、辞任を決めた理由について「自分で考え、見つめ直し、代表にふさわしくないと考えた」と説明。その上で、セクハラ疑惑について「記憶も記録もないが、事実であれば本当に申し訳ない」と陳謝。議員辞職や離党は否定した。

 これに関連し、女性は23日、市役所で記者団に対し、一連の報道は事実と認め、笹川氏の行為は「議員活動をしていく上で、やりづらいものだった。一般的な女性が感じる認識と同じだ」と語った。

 当時、党幹部にこうした被害を訴えたが、「事を大きくしたくなかった。表に出れば党の名前に傷がつく思いもあった」として、公表を望まなかったという。ただし、被害が続く場合、党に対応を求める考えを伝えていた。党関係者によると、8年前は笹川氏を処分していないという。

 維新の横山英幸幹事長(大阪市長)は23日、女性の被害申告に対する当時の党の対応は「適切だったか判断できない」と語り、双方から聞き取りを続ける意向を示した。

 一般社団法人「職場のハラスメント研究所」(東京)の金子雅臣所長は「被害者が大ごとにしたくないと言っても、ハラスメント被害を組織や他人に訴えること自体が、相当な覚悟を持っていることだと判断し、党が責任を持って調査や処分を検討する必要があった。ハラスメントの対応として適切だったかどうか、当時の判断を検証すべきだ」と話している。

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