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H2Aロケット打ち上げ成功…政府などのデータ中継衛星を搭載 - 読売新聞

 政府と宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)のデータ中継衛星を搭載したH2Aロケット43号機が29日午後4時25分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。打ち上げ事業者の三菱重工業によると、衛星は約30分後に分離され、打ち上げは成功した。

 今回のデータ中継衛星は、政府の情報収集衛星が北朝鮮の軍事施設などを撮影した画像や、地球観測衛星による自然災害現場の画像などのデータを受信し、地上に素早く送る目的で開発された。政府とJAXAそれぞれの中継機器が、1台の衛星に格納されている。

 データ中継衛星は、赤道上空の静止軌道を回り、日本へ常に情報を送信することが可能なため、データを送ることができる時間帯が広がるという。

 政府は今後、中継衛星をもう1基打ち上げ、画像を撮影する光学衛星4基、レーダー衛星4基と合わせた10基体制とすることで、切れ目のない情報収集を実現させたい考えだ。

 一方、光通信を使ったJAXAのデータ伝送速度は、2002年に打ち上げられた衛星「こだま」(運用終了)よりも7倍程度上がるという。来年度以降に打ち上げられる地球観測衛星「だいち3号」などのデータを高速で送る役割を担い、災害対策に貢献する。

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