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<座間事件裁判>白石被告の死刑を求刑 検察「前代未聞の猟奇的な犯行」 - 東京新聞

東京地裁立川支部

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 神奈川県座間市で2017年に男女9人が殺害された事件で、強盗強制性交殺人罪などに問われた無職白石隆浩被告(30)の裁判員裁判が26日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)で開かれ、検察側は「前代未聞の猟奇的かつ残虐な犯行。もっぱら自己の欲求の充足のみを目的とし、9人の命を奪ったことは万死に値する」として、死刑を求刑した。午後に最終弁論があり結審する。判決は12月15日に言い渡される。

 論告によると、白石被告は「女性のひもになって楽して暮らしたい」「自殺願望のある女性は口説きやすい」と考え、ツイッターで自殺をほのめかす女性を物色。17年8月下旬、知り合った神奈川県厚木市の女性会社員=当時(21)=を、自宅アパートで失神させて暴行し、ロープで首を絞めて殺害したほか、同年10月までに男女8人を次々と殺害した。

 証拠隠滅のために切断した遺体の一部をゴミとして捨て、頭部は室内のクーラーボックスに保管した。

 白石被告は起訴内容を全面的に認め、動機について「金を引っ張れないと分かると殺した」「失神した女性をレイプすることに興奮した」と法廷で述べた。

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