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北海道ニセコ地区の中核病院集団感染「医療体制崩壊が始まっている」 - livedoor

 北海道は30日、新たに後志(しりべし)地方・ニセコ地区の中核病院「倶知安(くっちゃん)厚生病院」(倶知安町)で新型コロナウイルスのクラスターが発生したと発表した。

 道内では同日、札幌市の病院でもクラスターが発生。医療機関での感染拡大が続いている。

 道医師会など道内の医療関係11団体は同日、「医療提供体制の崩壊が始まっている」などとして、中野祐介副知事に対し政府の需要喚起策「Go To キャンペーン」の見直しを求める要望書を提出した。

 道医師会副会長の中村博彦・道病院協会理事長は「救急や外来で感染対策を取っても、無症状の職員から広がると対応のしようがない。感染そのものを抑えないと医療機関がもたない」と訴えた。

 道内では旭川市の「吉田病院」と同市内の“五大病院”の一つ「旭川厚生病院」で発生したクラスターが、30日時点でそれぞれ155人と140人に拡大。札幌市の3次救急病院を含む10病院のほか、道東の基幹病院「市立釧路総合病院」でもクラスターが収束していない。

 道医師会の長瀬清会長は提出後、報道陣に「『Go T0』が始まってから全道域で患者が出ている。(要望書提出が)遅れた感じがある」と話した。また、旭川市の現況について「北海道は市立や町立の病院が多くあるが、重症の患者は札幌や旭川に送る。旭川は道北全部を引き受けているから大変なことだ」との認識を示した。

 道内では30日、新型コロナウイルスに感染した患者5人が死亡し、151人の感染が確認された。道内の死者は計194人、感染者は延べ8869人(実人数8844人)となった。午後6時15分時点の患者数は2281人で、うち27人が重症となっている。

 30日の地域別の新規感染者は、札幌市87▽旭川市19▽函館市2▽石狩地方21▽後志地方6▽十勝地方5▽檜山地方3▽空知地方2▽上川地方2▽釧路地方2▽日高地方1▽その他1−の計151人。

 道によると、倶知安厚生病院の感染者は入院患者5人と職員1人の30〜80代計6人で、特定の病棟で確認されている。

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