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【バス置き去り1カ月】出欠席4回確認の新マニュアル「どれだけ職員に負担がかかるか」専門家|FNNプライムオンライン - FNNプライムオンライン

静岡県牧之原市で、送迎バスに置き去りにされた3歳の女の子が死亡する事件から10月5日で1カ月です。幼稚園は、3日に事件から約1カ月ぶりに再開しました。再開のよりどころとした安全管理マニュアルの見直しなどは適切なのか、元保育士で保育学や幼児教育の専門家に聞きました。

◆幼稚園が示した4つの要因

なぜ、事件が起きてしまったのか、幼稚園が会見で示した要因は4つでした。乗降時の人数確認、複数人での社内の点検、出欠情報の確認、保護者への連絡、それらがすべてに不備があるという、ずさんな管理体制でした。
    
幼稚園は安全対策を取ったとして、3日に園は保育を再開しました。安全対策のひとつとして、朝の登園時の出欠確認について4重のチェック体制を取ることを決めました。

午前9時15分と45分に担任や副担任が、9時50分と10時に園長と副園長が行う事になっていて、ホワイトボードやアプリの活用、保護者の連絡などを徹底します。

◆専門家「考えられないことだが、原因はなれから生じた油断」

置き去りが起きてしまった時、4つの確認・点検がどれも出来ていなかった。こうした事態を保育学の専門家として、どうとらえますか

常葉大学・石田淳也 助教:
考えなければいけないのは子供の安全、元気できた子供たちを元気に返すことが大切。そのためにマニュアルがあったと思うが、それをやっていなかった。考えられないことだと思う

何が原因だと思いますか

常葉大・石田助教:
一番は“なれ”だと思う。どうせ大丈夫だろう、いつもやっているから、いつも大丈夫だから、それが油断した原因だと感じる

事件がおきた当日は本来の運転手が休みだったそうだが、人間だから病欠で休むことはありますよね。

常葉大・石田助教:
だからこそ誰がやってもできるようにマニュアルがあったはずだが、それを行っていなかったのは考えられないこと

◆新たなマニュアルは「職員の負担が心配」

再開した園が示した安全管理マニュアルの一例である、園児の出欠席の4重の確認についてはどう評価しますか

常葉大・石田助教:
複数人で状況を共有できるようにすることは、ミスを減らすために重要なこと。ホワイトボードを使ったり、複数の職員が見えるようにしておくことは、多くの園で行われることで、良いことだと思います。ただ、懸念される点としては、これを日常的に行うことになるので、どれだけ先生たちに負担がかかるのか、心配な部分はある

常葉大・石田助教:
いかにこれを自分たちの習慣として最低限やらねばいけないこととして、どれだけ園の方々が身に着けられるか、場合によっては磨き上げていくことが必要だと思う

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