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「深夜の銀座クラブ」で相次ぎ役職辞任、公明幹事長は「国民に申し訳ない」 - 読売新聞

 緊急事態宣言下に銀座のクラブに深夜まで滞在していた自民党の松本純・元国家公安委員長と公明党の遠山清彦衆院議員が29日、党の役職である国会対策委員長代理と幹事長代理を相次いで辞任した。不適切な行動に対する世論の反発は強く、新型コロナウイルス対応で批判を受ける政府・与党には厳しい局面が続いている。

 松本氏は29日、自民党の二階幹事長に辞表を提出した。党関係者によると、二階氏は「そう簡単に辞めなくてもいいのではないか」と慰留したが、松本氏本人の意思が固く受理したという。松本氏は党本部で記者団に「(国対委員長代理を続ければ)党や国会の運営に大きな影響を及ぼす」と説明した。

 松本氏は26日の問題発覚時には辞任の考えはないことを明言し、党側も厳重注意で乗り切れると踏んでいた。しかし、コロナ禍で我慢を強いられている国民の反発は想定以上だった。党幹部は「潔く辞めたことは評価されるのではないか」と沈静化に期待を示すが、党内からは「同様の問題が党内で再び起きれば、さらなる打撃は避けられない」(中堅)と懸念する声も出ている。

 公明党も当初、遠山氏の役職辞任は必要ないと判断していたが、29日になって新たな問題が発覚し、状況は一変した。遠山氏は同日、自身の資金管理団体が2019年にキャバクラなどの飲食代として5件で計約11万円を支出していたことを明らかにし、謝罪した。遠山氏はこの後、同党の石井幹事長に役職辞任を申し出た。

 遠山氏によると、4件は、公設秘書が福岡市でキャバクラ代として、残る1件は遠山氏が宮崎県でスナック代として支出した。29日付で政治資金収支報告書を訂正し、秘書と遠山氏が団体に返金した。

 石井氏は記者団に、与党内で役職辞任が続くことについて、「国民に大変申し訳ない。深く反省して信頼回復に努めたい」と語った。

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