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負傷157人・損壊1739棟、最大「6強」余震の恐れ…暴風雪にも警戒を - 読売新聞

 福島、宮城両県で震度6強の激しい揺れが観測された13日の地震では、16日午前0時までに、余震とみられる地震が65回発生した。気象庁によると、東北は16日から18日にかけて大雪や暴風雪の恐れがある。今後、最大震度6強程度の強い地震が起きる可能性もあり、注意を呼びかけている。

 読売新聞の15日午後5時時点の集計では、負傷者は福島県で83人、宮城県で52人など東北と関東で計157人に上った。死者、行方不明者の情報はない。

 建物被害は、福島で1510棟、宮城で191棟など計1739棟。宮城県山元町の900戸で断水が続いている。宮城、福島両県には避難所が一時、計149か所設けられた。

 東北新幹線は電柱などが損傷し、那須塩原―盛岡で運行を取りやめた。16日から一ノ関―盛岡の運行が再開するが、那須塩原―一ノ関の運休は続く。JR東日本は全線の再開は24日前後とする。高速バスや航空便で臨時便が出ている。

 福島県相馬市の常磐自動車道相馬インターチェンジ付近では、下り線ののり面が約70メートルにわたって崩れ、道路をふさいだ。東日本高速道路は今週半ばの復旧を目指している。

 文部科学省によると、国指定などの文化財34件も被害を受けた。宮城県松島町の国宝・瑞巌寺は本堂や庫裏などの瓦が数枚落ちた。

 気象庁によると、今回の地震は2011年3月の東日本大震災の余震とみられる。震源の深さは約55キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7・3と推定される。北海道から中国地方にかけて広い範囲で震度1以上の地震を観測した。

 地震発生直後、関東から東北にかけて一時、最大95万戸が停電した。

 原子力規制委員会によると、東京電力福島第二原子力発電所1号機と、廃炉作業中の福島第一原発5、6号機の使用済み核燃料を貯蔵するプールから放射性物質を含む水があふれたが、屋外に影響はなかった。

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