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「俺、肺炎かな」と言った直後に意識失う…コロナ感染で死去の羽田雄一郎議員 - 読売新聞

 立憲民主党の福山幹事長は28日の記者会見で、27日に急逝した同党の羽田雄一郎・元国土交通相の死因が新型コロナウイルス感染症だったことを明らかにした。新型コロナによる現職の国会議員の死亡は初めて。羽田氏は53歳だった。

 福山氏によると、羽田氏は22日に党の常任幹事会に参加し、23日は日帰りで長野市内で開かれた県連の常任幹事会に出席した。24日に秘書が「周辺者に新型コロナの陽性者が出たため、PCR検査を受けたい」と国会の診療所に連絡した。同日深夜に38・6度の発熱があり、25日朝にはいったん熱が下がったものの、都内のクリニックに27日午後からPCR検査を受ける予約をした。

 25、26両日は都内の自宅で過ごし、発熱が続いた。27日朝には平熱に戻ったが、秘書の運転する車でPCR検査を受けるクリニックに向かう途中で呼吸が荒くなった。羽田氏が「俺、肺炎かな」と言った直後、意識を失ったため、秘書はその場で救急車を手配したが、搬送先の東大病院で死亡が確認された。

 検視の結果、新型コロナに感染していたことがわかった。羽田氏は糖尿病、高脂血症、高血圧の基礎疾患があったという。

     ◇

 羽田氏の死去に伴う参院長野選挙区の補欠選挙は4月25日投開票の日程で行われる見通しで、衆院北海道2区補選と「ダブル補選」となる。

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